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とある伝統工芸の取材で、城里町の桂雛、常陸大宮の西ノ内和紙、そして大子漆の八溝塗の職人さんたちにお会いしてきた。
 
初対面のときの表情が、制作の話を掘り下げていくうちにほぐれ、作業場に移って手を動かし始めた途端に、その声も身体も生き生きと躍動する。
その姿がたまらなくて、美しくて、とても豊かな気持ちにさせられた。
 
原料の栽培から販売まで、一貫して手がけていらっしゃる方に、畑を見せていただいた。
素人には途方もなく思える繊細な工程を経て、一本の木や植物が人にしか生み出せない何かに変わる。
その手元をずーっと見ていたかった。
一番最初にこの世に産み落とした人は、どんなことを思っていたんだろう
 
雑談のなかで、友人たちの名前も出てきた。
うれしい。
 
今回詳しくお話を伺った桂雛の小佐畑さんは、これまで出逢われた方々とのご縁や言葉をとても大切にしていらっしゃって、尊敬されている方々のお話もたくさんしてくださった。
今朝思いがけず、丁寧なメールをいただいた。私が器を作っていることはお伝えしていなかったのに、名刺を頼りにホームページを見てくださっていて驚く。
  
その文章を読みながら、お店の入り口に左手をあげて座っていた有田焼の招き猫を思い出していた。
ものづくりも日々の生きるということも、地域の風土だけでなく、人とのご縁を招き入れる大らかさや真摯な姿勢のなかで、紡がれていくものなんだろうな・・と改めて感じ入る。
  
しかし使い込まれた道具って、ほんとうにカッコいい。その存在感に吸い寄せられる。無性に触りたくなる。
作品とは別に道具特集を組んでほしいぐらい、たくさんのものが詰まっている気がする。

手仕事って、やっぱりいいな
好きって、素晴らしいな