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とある伝統工芸の取材で、城里町の桂雛、常陸大宮の西ノ内和紙、そして大子漆の八溝塗の職人さんたちにお会いしてきた。
 
初対面のときの表情が、制作の話を掘り下げていくうちにほぐれ、作業場に移って手を動かし始めた途端に、その声も身体も生き生きと躍動する。
その姿がたまらなくて、美しくて、とても豊かな気持ちにさせられた。
 
原料の栽培から販売まで、一貫して手がけていらっしゃる方に、畑を見せていただいた。
素人には途方もなく思える繊細な工程を経て、一本の木や植物が人にしか生み出せない何かに変わる。
その手元をずーっと見ていたかった。
一番最初にこの世に産み落とした人は、どんなことを思っていたんだろう
 
雑談のなかで、友人たちの名前も出てきた。
うれしい。
 
今回詳しくお話を伺った桂雛の小佐畑さんは、これまで出逢われた方々とのご縁や言葉をとても大切にしていらっしゃって、尊敬されている方々のお話もたくさんしてくださった。
今朝思いがけず、丁寧なメールをいただいた。私が器を作っていることはお伝えしていなかったのに、名刺を頼りにホームページを見てくださっていて驚く。
  
その文章を読みながら、お店の入り口に左手をあげて座っていた有田焼の招き猫を思い出していた。
ものづくりも日々の生きるということも、地域の風土だけでなく、人とのご縁を招き入れる大らかさや真摯な姿勢のなかで、紡がれていくものなんだろうな・・と改めて感じ入る。
  
しかし使い込まれた道具って、ほんとうにカッコいい。その存在感に吸い寄せられる。無性に触りたくなる。
作品とは別に道具特集を組んでほしいぐらい、たくさんのものが詰まっている気がする。

手仕事って、やっぱりいいな
好きって、素晴らしいな
きのうは小さな粉雪が舞い降りるなかひとりで一輪挿しを制作した。気持ちが柔らかいままにすーっと深いところに凝縮されていくような静かな時間。
一輪挿しは小さくてまんまるい。道端に咲いている花や草を摘んで入れるだけで、部屋の片隅がほんのり明るくなる。だから自分でも気に入っている。
 
前日、車中でかけていた上原ひろみさんのアルバムの曲を思い出していた。いつもは注意深く飛ばしている7曲目のFirefly。ぼんやりしている隙に最初のかすかな音が聴こえてきてしまったのだ。あ と思ったけれど、気まぐれに音に身をゆだねた。
あの人との最期の日々に聴いていた曲
 
彼のかすかな息遣いと重なるように響く音。曲が終わりそうになると、CDデッキに手を伸ばして最初の音から繰り返しかけた。だから最後の一音を聴くことはなかった。
曲を聴くと、あのときの身体とすっぽり入れ替わる。その身体に心がついていかなくなりそうだから・・と思っていたのに
 
雪のなかに立つ感覚は何かに似ている。蛍や月の光を見上げるとき、一瞬にして連れていかれる場所に通じているのかもしれない。息をしなくてもずっと生きていられるような
昨夜寝る前に目に留まって何気なく聴いた曲。こんなところにも通じていたのか

原田郁子(clammbon) & 青葉市子 & さや(テニスコーツ)
「青い闇をまっさかさまにおちてゆく流れ星を知っている」
 (Click!)  
   
目もくらむほど 息もとまるほど 
ああ 自由だよ
あなたに出逢えて変わったの 
不思議なくらい いま自由だよ 
命が燃える音を聴いたの
 
部屋のなかで吐く息が白い。もう一曲聴いてから今日をおしまいにしようと思って曲を探す。
これも偶然なのかな。
さやさんの言葉のあと「月がどうのこうのとか言い出す人怖いし」。2人のやりとりはいつも素敵だ
テニスコーツ「月の音」 (Click!) 
  
曲が終わって目を閉じたけど、身体のどこかかすかな場所がずっと起きていて、そのまま朝が来た。
ぽかぽか。
時折風が吹いて粉雪が舞う
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幼い頃は関西で迎えていたお正月。今は関東でも、やはり新年は白味噌のお雑煮で。明けて早々に風邪をもらってしまったけれど、初詣でひいたおみくじは大吉でありました。
 
年々、あらゆる物事の境目は曖昧になり、何が吉で何が凶に転ぶのか分かりませんが、これが歳を重ねていく醍醐味なのかな。今年はどんな毎日が待ち受けているんだろう
 
そういえば、気まぐれに一枚購入した宝くじで、300万…
じゃなかった300円当たった。
地道に行けってことだな、と妙に納得。

初仕事は、有機農業やバイオガス技術の第一人者として知られる農家さんたちの取材で、鼻をかみつつリサーチ中。どんなお話が聞けるのか、今からとても楽しみです。

生かされてある日常、ご縁と喜怒哀楽に感謝しつつ…
本年度もどうぞよろしくお願いいたします!
皆さんにとって味わい深い一年でありますように。
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御招待に預かり菊地成孔とぺぺ・トルメント・アスカラール「裸体の森へ」
HP→ (Click!) 
 
日常と非日常のあいだにかけられた魔法
この世のあらゆる混沌や名もなき想いに
祝杯をあげたくなるような夜
 
「今、地球環境に最も必要な物、我々人類が地球に対して取るべき態度は、フォーマルである事です。厳密には、フォーマルの真の歓びがワイルドでセクシュアルである事の経験を嗜む事でしょう。」
 
ワイルドで
セクシュアルであること・・か
 
帰り道
なんだか無性に
駆け出したくなりました
  
そして 
余韻に浸りながら
笠間の森の日常へ

初っ端から皿を割った新米ウェイトレスと、余裕の笑みを浮かべるドンふみえ。益子町のアジアンカフェ、ゾーファンチィで初のお手伝い。楽しかった~~
 
益子で焼き物の修行をしていた頃からのご縁。当時、ふみちゃんは、最初のカフェのオープンに向けて、お店の改修作業をこつこつ進めてたなあ。
 
生サラダにあえてドレッシングをかけず、わ!こんな味がするんだ!と葉物の個性に気づかせてくれたり、他のおかずとの組み合わせを自由に楽しませてくれたり。
手の込んだ料理を丁寧に作りつつ、これが美味しい!と思うものを直球で届けている感じが、とても好きです。
お弁当もアジア各国の味が満載で美味しいですよ~!
 
ちなみに今後も不定期ですが、週末の手が足りないときに助っ人予定であります。
是非遊びにいらしておくんなましこ♡
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連日秋晴れのもと、たくさんの出会いや再会に恵まれ、
何度出店しても嬉しくて心底ありがたく、涙目になってしまう陶器市。
本日、無事撤収を終えました。
 
土があること
陶芸を続けられること
揺れもなくお天気も穏やかで
器たちが無事に焼きあがってくれたこと
その器たちを手に取ってくださる方がいて
サポートしてくれる大切な人たちがいてくれること
食卓を通してつながり、生かされる
やっぱり奇跡だなって思います。
  
しかし・・
小学生の頃から算数が苦手で、
泣きながら宿題のドリルをしていた私
今回は、ハチロクシジュウゴという謎の九九に支配され、
冷や汗をかきつつ、お客さんに何度も計算の確認をお願いするお粗末ぶり。。
はあ~
まずは九九をおさらいし、
次回までには完璧にしておくことをここに誓います。
懲りずにまたいらしてくださいね。
  
気づいたら何年も何十年も願い続けていることだけれど・・
日々の何気ない営みが
それぞれの場所で穏やかに続いていきますように
  
ほんとうにありがとうございました。
また来春!
  
追伸:
写真 by 愛しのコムちゃん
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いよいよ秋の益子陶器市、2日〜5日まで開催です。
陶器市マップHの「じゃりん小径」右奥テントにて、スープ、鍋、あったかい飲み物にぴったりの器を揃えてお待ちしています!!

新作も棚の隅っこにそっと置いてます。探してみてくださいね。
いつも新しいものもたくさん作りたい!と思うのだけれど、テントのスペースは限られていて、置く場所が、ほんとうになくなりつつあります・・・。
少しずつお揃いで集めてくださっているお客様も多いので、定番は定番で作り続けたいしなあ・・。
どうしたもんじゃろのーと悩みつつの近年です。
余談でした!

お天気は、連日秋晴れ予想。
最終日は午後2時過ぎから片付けが始まると思うので、午前中からお越しいただくのがお勧めですよ。
朝晩かなり冷えそうなので、防寒具もお忘れずに^^

お客さんや友達、出店仲間との再会が、今からとっても楽しみです。
4日間のお祭りを満喫するぞ~わっしょい!
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色褪せた壁
破れた張り紙や落書き
乱雑に積まれた本や漫画
部屋のなかには くたびれた布団が散乱していて
あちこちに洗濯物がぶら下がっている
湿り気を帯びた空気 食べ物の匂い
歴代の学生たちの息遣いまでもが直に伝わってくるような
雑然とした空間

その映像を見ているだけで
冒頭から泣きそうになった

築105年
京都大学の吉田寮をモデルとした
日本最古の学生自治寮の存続をめぐる物語

「好きな恰好をし好きな時に好きなものを食べ
好きなときに好きな場所で眠る〝変人たち″の巣窟」
廃寮に関しても
熱っぽい人 少し距離を置いてみている人
諦めかけている人 そもそも関心のない人
みんなが同じ方向を向いているわけではない
けれど全会一致で決められたルールに基づいて
彼らはそこで暮らしている
一つの鍋を囲んで談笑し
食べかけのラーメンを分かち合う
ひとりひとりに声があり居場所があるのだ

学生の頃に入り浸っていたオンボロ自治寮の風景が蘇る
あのとき見ていた景色 流れていた時間
今はその寮もこの世には存在しない

そして
あの日を境に立ち現れたいくつもの壁を想った
気づかなかっただけで
多分ずっとそこにあったのだけれど
 
涙ながらの嘆願 怒りの声
内部分裂 
迷いや葛藤
壁の向こうに立っている人にも
背負っているものがあり
守りたいものがあるはずで

白黒では割り切れないグレーのグラデーション
未分化なものが細分化され
新たな壁が生まれる

いったい何と闘っているのか
見えない巨大な力 時代の流れ
どうやったら抗えるのか

たった1時間の物語
劇的な展開があるわけでもなく
分かりやすい答えが用意されているわけでもない

書籍の壁が崩れて和敬清寂の軸が立ち現れるシーンからの茶席
そしてラストのセッション

―それでもこれはラブストーリーだ
冒頭のことばがじわじわと
エールのように
決意のように
祈りのように響いてくる

多数決では守れないもの
誰かにとっては取るに足らない何かかもしれないけれど
うまく言葉にできない大切なもの
そんなたくさんの小さなラブストーリーたちで
この世界は成り立っているのかもしれない

そして私はこれからも
そんな世界に恋をしながら生きていきたい

渡辺あやさんの素晴らしい脚本
繊細な演出
瑞々しい演技と映像
圧巻の美術
物語を照らし出す月明かりのような
波のような音楽
何から何までほんとうに素敵だった

この時代を共に生きる人たちと
無性に語り合いたくなるドラマ
NHK総合では17日の14時から放送
また観てしまう気がする

公式サイト: (Click!) 

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幼い頃に口ずさんでいた童謡「虫の声」の2番
きりきりきりきり こおろぎや(きりぎりす)
がちゃがちゃがちゃがちゃ くつわむし♬
 
カナカナと入れ替わりに始まる秋の虫たちの大合唱
毎年一際大きな音でギシギシガシャガシャ鳴いているから
勝手にギシギシ虫と名付けていたんだけど・・
そっか、君だったのか。
昨日、窓辺で羽を震わせてご本人?が教えてくれた。
草むらのなかからのそのそと移動して、
居間の網戸にたどり着くまでを想像するだけで、ちょっとにんまりしてしまう。
こんな形で知ることができてうれしい。
しかし庭には沢山のお仲間がいそうだけど、絶滅危惧種なんだな・・
  
6cmほどあり、キリギリス科では最大の大きさ
身体の割にかなり小顔で目がつぶら
バッタのように飛んだりもせず、動作はゆっくり
ちょっかいを出しても逃げる気配はなく、6本足の真ん中の足を口に入れ、
網戸の虫を食べているのか、しきりにもぐもぐしていた。
かなりのんびり屋さんみたい。
調べてみると、「がちゃがちゃ」という鳴き声が
馬につける轡(くつわ)の音に似ていたことから「クツワムシ」と名付けられたとある。
 
後半がうろ覚えだったので、改めて「虫の声」をYoutubeで聴いてみた。
 (Click!) 
歌に出てくる虫たちの鳴き声を掲載しているサイトもある。
 (Click!) 

あちこちのサイトを開いて同時に再生していたら、
子どもたちの歌声に虫たちの音が合わさって、部屋の中もすっかり秋。
まだまだ残暑は厳しいけれど、大好きな季節が待ち遠しい。
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益子陶器市、3日目の朝。
新緑を深呼吸しながら庭散歩。
連日、青空のもとでたくさんのお客さんや仲間たちとの会話を楽しんでいます。
感謝。