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2年前、笠間に越してきてすぐに、父親が庭にある大きな栗の木に、
野鳥のための巣箱を取り付けた。毎年巣作りの時期になると、
今年はどうかな?と観察していたけれど、残念ながら、
一度入ってもすぐに出てきてしまったりで、内装が気に食わないか、
いや、穴がでかすぎ?或いは高いとこにつけすぎ?
と、いろいろ考え、やはり作り変えるしかないかなどと話しながら、
そのまま放置していた。

今朝、実家から笠間の家に帰ると、一足先に笠間に来ていた父が、
巣箱をデッキの上に置いていた。
誰も使ってくれないから、とりあえず昨日の昼間に外したとのこと。
その後、うちではバーベキュー会が開催され、お客さんたちが来て、
わいのわいのと飲んだり食べたりしていたら、ビービーと鳥の声が。
これはどこから聞こえてくるんだろうと、音源を辿ったら、
まさかのまさか!!
え!!!??中にいるじゃないっ!!

巣箱の穴を覗いたら、シジュウカラのヒナ達が、
親鳥が来たと勘違いして、口をあんぐりと開けて鳴いていた。4羽も!
おそらく父が外した時は、びっくりして静かになっていたんだろうな。
穴からしか中を覗けない構造だし、止まり木にブロックされて、
箱の底にもぐっている状態だと全く見えないから・・・。
しかし、親鳥の気持ちを考えたら居たたまれない。
ヒナの気持ちもか。

お客さんも巻き込んでの大騒動になり、
慌ててまた木にくくりつけたけど、親は警戒したのか全く来なくて、
お腹をすかせたヒナが巣箱の穴から身を乗り出し、
悲痛な声を出しはじめた。こっちも泣きたくなるくらいの切ない声。。
夕方まで親が来るかと待ってみたけど、やはりだめ。
こりゃ、もう餌をやるしかない、巣立ちまで面倒見るしかないと
腹をくくり、巣箱を取り外しに外に出たら、
既にヒナの一羽が下に落ちてしまってた。
幸い怪我もなく、巣箱のヒナたちも生きている。
ぐったりはしていたけど・・。

早速山新に車を飛ばし、ミールワームという生きてる幼虫を購入。
ヒナ達にピンセットであげてみたら、皆さん食べてくれて、一安心。
ちょっと、このミールワームが気持ち悪いけど、最後は手掴みでした。
ピンセットだと、やりにくいんだもん。。。ヒナ達、せかすんだもん。。
今、4羽はぐっすり寝ています。2羽ずつ、重なり合って。

ちなみに3枚目の写真は、ヒナが糞をしているところ。
シジュウカラの親は、外敵に匂いで気づかれないよう、
ヒナが糞をするたびに、それをくちばしに咥えて、
遠くまで運んで行って、落とす。
私はとりあえずピンセットで、毎回つまんでは捨てている。
食べたら必ずするので、手間がかかるけど、
お尻をポンと上げる姿が愛らしい。

まだ小さいけど、既に足はしっかりしていて、手にちゃんと止まれるし、
羽も産毛だけど、色付いてきている。
もっと幼いヒナだったら、すぐに死んでしまっていたかもしれない。
巣立ちまで責任を果たしたい。野生に帰したい。

小さい頃、セキセイインコやコザクラインコが家にいて、
ヒナが生まれると手乗りに育てて、何世代にも渡って
飼い続けていた。大学生になってから猫を飼い始めたから、
インコとの縁は途切れてしまったけど。
こんな形でシジュウカラさんに触れられるとは。

シジュウカラにとっては迷惑な話だし、
本当に申し訳ない気持ちだけど、
手の平におさまる小さな小さな命の暖かさに、
じーんと来ている自分がいる。

どうかどうか、ちゃんと育てられますように!
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