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昨年ひょんなことから四十雀の子育てを体験することになり・・
(過去のブログを読んでみて下さいね♪)
それからというもの、彼らの営みに興味を抱き、
鳥好きに更に拍車がかかりました。

今年も四十雀用に設置した巣箱に2家族入居。
4月の半ばに巣作りを始めた親鳥が、
無事5月の終わりに、家族で旅立って行きました。
その日々の子育てを間近で観察出来て、
彼らの姿を見ることが、毎日の楽しみでした。

写真は、親鳥が雛に餌を持ってきたところ。
そして2枚目が、雛の糞を咥えて出てくるところです。
雛は食べるとすぐに親に向かってお尻を高く上げて、糞を出します。
糞が巣箱の中にあると、その匂いで外敵を呼んでしまうので、
親鳥が即座に咥えて、遠くまで捨てに行きます。
雨の日もせっせと夫婦交代で餌を運んでいて、
こちらもついつい、傘を差しながら長時間待機・・。

そして、遂に巣立ちの日。
前日の夕方、雛が初めて巣穴から顔を出していたので、
もしかして明日かな?と思い、翌日は早起きして待ってました。
親鳥が雛を催促するように、枝で「ツツピー」と鳴いています。
それでも雛が出てこないと、餌を持って一旦巣箱に入るものの、
餌をやらずに再び出てきて、空腹な雛のおびき寄せ作戦を開始。
・・とここまでは記憶にあるのですが、
何としたことか・・・眠気に勝てず30分程うとうと・・。
そして起きた時には、あらま・・!?巣立ちが終わっていました。
またとないチャンスだったのに睡魔に負けるとは!!!
この自分のだらしなさ?には、かなりがっかり・・。

でも、外に出てみると明らかに雛と思われるさえずりが聞こえて、
無事巣立てたことにホっとしました。
これからが本当の試練だけれども。
烏、猫、蛇・・外敵の宝庫である森に放り出された雛たち。
親鳥に色んなことを教わって、一人立ち出来ますように。

この一家の巣立ちの後、もう一家族が別の巣箱に入居し、
丁度雛がかえった頃、衝撃的な出来事が。
巣が蛇に襲われてしまったのです。

たまたま朝から何となく嫌な予感があって、
普段よりも頻繁に巣の方に目を向けていました。
すると、長細い影が巣穴付近を横切ったような気がして、
まさか・・と、しばらく観察していたら、
餌を咥えて帰ってきた親鳥が、
巣穴に入ろうとしたのに入れず、警戒音を発しながら、
穴の前で何度も羽をバタバタ広げています。
やっぱり蛇だと確信して、急いで巣箱を下ろしました。
箱を開けてみたら、そこにはとぐろを撒いた青大将が。。
雛は全滅です。

巣作りから毎日見守っていただけに、
あまりに四十雀に対する思い入れが強くて、蛇を見た瞬間、
怒りのあまりに砂利に叩きつけ、気絶させてしまいました。
けれど、蛇が意識を取り戻して、目が合った時、
その瞳がとても澄んでいて綺麗でした。

殺しそうな勢いでいたけど・・我に返りました。
罪もないのに酷いことをしてしまった。
蛇は、その後するすると地面を滑るように森へ帰りました。

自然の中で日々営まれていること。

森の中では、この様な光景が毎日繰り返されているんですね・・。
四十雀に感情移入している私にとっては衝撃的な出来事でしたが、
四十雀だって生きている虫を沢山食べていて、
私だって鶏の卵を食べて生きてます。
巣箱を設置したこと自体が、間違っていたのかもと考えたり、
すぐに助ければ何羽かは生き延びたかも・・と後悔したりもしました。
でも、これが生態系が正常に機能している状態で、
その循環には、人は本来なら関与するべきではないのでしょう。

それにしても、野性の世界は毎日が戦場ですね。
一寸先は闇。
うちには青大将の天敵の狸や猪もいるし、
あの蛇も命がけで餌を求めていたんだなあと、
今、冷静になって思います。

森の中で生きる毎日の中で、いかに自然と関わるか、
改めて考えさせられました。
環境問題も含め、これは一生の課題かもしれません。


もともと動物好きというのもあるけれど、
こういう環境で暮らすようになって、
日々接する動物の生態に興味が次々と湧いてきて、
色々と調べています。
本当に知れば知るほど未知だらけ、不思議だらけ。
そして、こういう生き物が確かに生きている、
存在してるということが嬉しくて、
ついつい興奮状態になっちゃいます。

今日、森の方から蝉の鳴き声が聞こえました。
蝉しぐれを耳にする日も近いですね。


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