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陶器市に欠かさず​顔を見せてくれていた新井陽一郎さんが、逝ってしまった。

旅好きの新井さんは、奥さんの和子さんと、とても仲が良くて、
ご夫婦で、国内外の山に登り、その土地の手作りのものを少しずつ集めていた。
​春と秋、​私のテントにふらりと現れると、
毎回、茶系のぐい呑みを​1つ選んで、「今回は、これを」と求めてくださっていた​。

柔らかな声と物腰。
すぐに好きになった。

姉家族が群馬で暮らしていた頃、安中のご自宅にお邪魔すると、
書斎の飾り棚に、あちこちで出逢った美しい陶器​があり、
その一画に、私のぐい呑みも、澄ました顔で鎮座していた。
「わ~!こんな風に置いてくださってる​なんて~!!」と驚くと、
一度も使わずに、手にとっては眺めているという。
そして、器の内側に浮かび上がる​鉄分が銀河系みたい​だと、
愛しそうに話をしてくださった。
​​​
昨年の秋、今年の春と、いらっしゃらなかった。
どこか旅にでも出かけたのかな

なんだか胸がざわざわした。
ざわざわしたまま、作陶展の案内状を書いた。

今朝、窯に火を入れた後に届いた一枚の葉書き。
長い長い旅に出かけてしまった、と知る。

星の綺麗な夜。
もうすぐ器が焼き上がる。

新井さん、ほんとうにほんとうに、ありがとう
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アンサンブルズ東京。曇りのち雨予報が、ぴーかん晴れ。百発百中、そろそろ晴れ女として、表彰されても良い気がするわ
福島で生まれ、東京駅前に広げられた大風呂敷の上で、高校時代の親友、美香と再会。so happy to see my dear little Mika & her sweet family again××
街と人と暮らしの音
夏の終わりの美しい1日
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ただいま、ラストの窯焚き中。

実は、私の窯は笠間の山奥に移住してから、1000度から1200度の一番大事な温度帯に、特に窯をいじったわけでもないのに、毎回温度計の数値が一気に上がるという怪奇現象に見舞われていた。
窯屋さんやベテランの陶芸家仲間に相談したり、実際に窯焚き中に、見に来て貰ったこともあったけれど、窯の操作にも、熱電対や温度計にも問題はなく、「こんな現象、今まで何十年も仕事してきて、聴いたことない。土地の磁場とか、特定の温度になると電磁波が発生するとか!?」とお手上げ状態。

人間、何事にも慣れるもんで、ここ6,7年は「お、来たか」と自分なりの対処法を覚えて、焼いていたのだけれど、何故かこの作陶展の窯から、その現象がピタッとなくなった。何かが落ちたのかと喜ぶのもつかの間、今度はバーナーやガスの流れの不具合が発生。

窯屋のよっちゃんが駆けつけてくれて、バーナーのクリーニングで一時良くなったと思ったら、またもや微妙な現象が。色々原因はありそうだけど、解明にも修理にも時間がない。
品物はほとんど揃ってるし、ラストの一部は諦めるか・・とも思ったけど、とりあえず、教わった通りにバーナーの汚れを再度吹き飛ばして、窯詰め前に火の出具合を確認し、やっぱ焼くべ!と決めた。

「焼き物はギャンブルだもんね~!」とよっちゃんに言ったら、「ガス窯は、本来そういう窯じゃないんだけどな。笑」ー確かに。吉と出るか凶と出るか?いけいけどんどん。現在1186度。今回は火も調子良さそうだし、大丈夫そうな予感?

というわけで、ラストスパート格闘しております。
写真は怪奇の窯&新しく作ったシンプルな多目的カップ。こんがり美味しそうに焼き上がりました。
他にも定番・新作含めて、ざっと250点ぐらいにはなりそうです。

初日の17日は、サルサダンサーの友達が来るので、お客さんの流れを見つつ、合間にみんなで踊りを教わったりして遊べたらいいな~と計画中!お楽しみに!!
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9日間の作陶展、無事終えることが出来ました。秋雨続きのなか、沢山のお客様にお越し頂き、ほんとうに、ありがとうございました。最終日の写真、何枚かアップします。
遠方からはるばる訪れて下さったり、益子や宇都宮周辺から応援に来てくれたり、音遊びやダンスに参加してくれたり。
美味しい差し入れやプレゼントまで・・。
こんな風に、時間を作って下さること、心を寄せて下さること、器を手にして下さること。何度考えても奇跡のように思えてしまう。
これには慣れることなんてないです。ほんとうに圧倒的。
Thank you all soooooo much!!!!

以下、会期中に作陶展のFacebookページに投稿した文章です。

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初日は曇りのち雨予報が、やった~晴れた~~!ということで、外でお客さんや友達と美味しい差し入れを頂きつつ、午後は鳴り物遊び&ダンス。最後は、おいおい何しに来たんだってくらい、汗だくに。通りすがりの観光客の方々が手拍子して下さったり、お隣のギャラリーの可愛い少年が、さりげなく参加してくれたりで、楽しかったなあ。
そして、今日も雨脚の強いなか・・・嬉しい。。ほんとうにありがとうございます。色んなお話ができて、とっても素敵な時間でした。
学生の頃から不器用な上に大雑把で、手作業でものを作る暮らしを想像したことすら、なかったけれど、よく授業をサボって表参道まで、てくてく歩いて・・。当時は、今やブランドストリート化している、あの道沿いに茣蓙を敷いて、手づくりのアクセサリーや小物を販売してる人たちがいた時代。
ぶらぶらしているうちに仲良くなって、一緒に座り込んで、道行く人を眺めたり、足を止めてくれた人と話をしたり、楽器らしきものを鳴らしてみたり、ハミングしたりして1日を過ごしていました。
そのうち日が暮れて、そろそろ帰ろっか、またね~。と、特に約束をするわけでもなく、それぞれの場所に戻ってく。
そんな風景や時間が、何故かとても愛しくて、好きでした。
あの感覚の延長線上に、器づくりもあるんだなあと、よく思います。

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なんでもないような日常にすべてがある。
そんな日常にある、焼き物という営み、これからも大事に育てていきたいな。
またお会いできる日を楽しみにしています。
感謝!